保育士になるためには

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小さな子供が大好き!保育士として子供の成長に携わりたい。子供たちの笑顔につつまれたい。そのような想いで保育士を目指す方も多いと思います。

保育士を目指すにあたり、保育士の仕事がどのような内容か、どうすれば保育士として働く事ができるのかなど、知っておくことはとても大切です。

このページでは、保育士の仕事内容から資格取得、1日の流れや保育士としての心構えなどを中心にお伝えしていきます。

保育士の仕事について

保育士の仕事というと、子供を預かることがメインであると思いがちですが、ただ預かるだけではなく、子供の身の周りの世話をはじめ、子供が求めている事を理解し、適切な形で支えていくために子供たちの気持ちを理解する事が必要不可欠です。

基本的な生活習慣を身につけさせるために、食事や睡眠、トイレ、手洗いや片付け、衣類の着脱などのサポートや、子供たち一人一人の健康状態や危険な行動を起こしていないかなど、細かい気配りが求められます。

保育士の勤務体系はすべての保育士が同じではなく、早番、中番、遅番などシフト制を適用している保育園が多いです。それぞれの時間に合わせてやらなければいけないこと、注意点があり、時間に合わせた行動・援助・対応をしていくことが大切です。

また、保護者の方との連携も欠かせない仕事の一つ。保育士は連絡帳を使ってその日のお子様の様子を報告したり、保護者からの質問に答えたり、相談や悩み事に対するアドバイスも必要です。

家庭でしかわからない様子、保育園という集団の中での様子について保護者の方と密な連携により、早い段階での課題解決につながります。

保育士になるための条件

保育士になるためには保育士資格を取得する必要があります。

1、都道府県知事の指定する保育士を養成する学校その他の施設で所定の過程・科  目を履修し卒業する。

2、保育士試験に合格する。

このいずれかに該当する者は、保育士の登録を受け、保育士証の交付をもって保育士として働く事ができます。

年齢の上限はなく、受験資格を満たしている方であればどなたでも受験できます。

保育士の資格取得方法は、児童福祉法施行規則[2]に基づいて定められており、次の2通りがあります。

1.厚生労働省の指定する養成校(指定保育士養成施設)を卒業する

…養成校としては、4年制大学、短期大学(短大)、専門学校、保育士養成施設があります。

(1)指定された学部・学科の科目を修了すること

・4年制大学(4年/昼間部)

・短期大学(2年/昼間部、3年/夜間部)

・専門学校(2年/昼間部、3年/夜間部)  

・保育士養成施設(2年/昼間部、3年/夜間部)

(2)保育園と児童福祉施設の校外の2カ所で、最低20日間の保育実習を経験する

(1)(2)をすべて修了して卒業すると、自動的に保育士の資格が取得でき、年1回、各都道府県で行われる保育士試験の受験は免除されます。

2.1.の養成校を卒業せず、直接、保育士試験を受験する

…受験資格は、短大卒業程度。

1991年(平成3年)4月1日以降、受験資格が短大卒業程度に引き上げられましたが、 次の通り、経過措置がとられています。2014年現在、受験要件は次の通り。

(1)中学卒業…児童福祉施設において5年以上かつ7200時間以上、児童の保護に従事した経験がある

(2)高校卒業…1991年(平成3年)3月31日以前に卒業した※経過措置

  高校卒業(保育科)…1996年(平成8年)3月31日以前の卒業

(3)高校卒業…卒業後、児童福祉施設において2年以上かつ2880時間以上、児童の保護に従事した経験がある※経過措置

(4)専門学校在学中…最終学年に在学し、年度中に卒業見込み

(5)専門学校卒業…学校教育法に基づいた学校であれば、保育士とは無関係な学科でも受験資格がある

(6)短大卒業…受験資格あり

(7)大学在学中・中途退学…保育士とは無関係な学部・学科でも、受験資格がある

・2年以上在学し、62単位以上修得済み

・2年以上在学し、年度中に62単位以上修得見込み

・1年以上2年未満在学し、62単位以上修得済み

・1年以上2年未満在学し、年度中に62単位以上修得見込み

(8)大学卒業…受験資格あり

資格取得後

保育士試験の合格通知を受け取ったあとは、保育士の登録手続きが必要になります。

資格を取得しただけでは就業する事はできませんので、保育士の登録手続きを忘れないようにしましょう。

児童福祉法(第18条の6)では、「保育士となる資格を有する者」を、次のように定めています。

1.厚生労働大臣の指定する保育士養成学校を卒業、または修了し、次の証明書の いずれかを持つ人。

・保育士(保母)資格証明書

・指定保育士養成施設卒業証明書

・保育士養成課程修了証明書

2.各都道府県の保育士試験に合格し、次の証明書類のうち、いずれかを持つ人。

・保育士(保母)資格証明書

・保育士試験合格通知書

登録先は、各都道府県となります。

1.指定保育士養成施設の卒業者…申請書を提出する時点で、住民票のある都道府県知事

2.保育士試験の全科目合格者…保育士試験に合格した都道府県の知事

登録手続きは、社会福祉法人・日本保育協会が運営する登録事務処理センターが行っています。

1.登録事務処理センターに「保育士登録の手引き」を取り寄せる

…「手引き」には、登録に必要な申請書をはじめ、記入例や登録手数料の払込書などが同封されている。1部200円。

2.登録料を払い込む

…4200円。「手引き」に同封の払込用紙を使い、郵便局の窓口で払い込む。

3.申請書類の提出方法、及び提出先

申請に必要な書類は、

(1)保育士試験合格通知書など、資格取得時に公布された書類(必ず原本を提出)

・保育士(保母)資格証明書

・指定保育士養成施設卒業証明書

・保育士養成課程修了証明書

・保育士試験合格通知書

・2005年度(平成17年度)までに交付された合格証明書のうち、連続した3年間で全科目合格していることが確認できるもの。※複数枚。以上のうちいずれか1つの書類を提出

(2)申請書

4.保育士証が交付される。※証明書類は、保育士証の発送と同時に行われる。

保育士の仕事 1日の主な流れ

保育士の主な1日の仕事の流れについてみておきましょう。

朝については、子どもたちよりも早く出勤して掃除や換気を行い、設備の点検などを行います。

登園時間になったら、子どもたちを出迎え、保護者に声をかけ体調や変わった点の有無などを尋ねます。空き時間には職員朝礼を行い、出欠状況の確認、子どもたちの健康状態の状況について情報交換をします。

園児がそろったら朝の会やあいさつ、体操などをします。保育所や年齢により、午前中におやつ時間がありますが、自由遊びの時間には安全に注意して見守ります。お天気が良ければ園外に散歩に出たり、水遊びをしたりします。

昼食の準備も保育士の仕事です。子どもたちに手洗い・うがいをさせて衛生面に留意しながら配膳し、楽しい食事時間を作ります。昼食後は歯磨きをさせお昼寝です。

5〜6歳になるとお昼寝を設けない保育園もありますが、お昼寝がある園児たちに寝巻きに着替える手伝いをして、布団を敷いて寝付くまで絵本などを読み聞かせます。

子どもたちが寝ている間に片付けや連絡帳の記入、行事準備などをします。保護者が迎えに来たら、その日の様子などを伝えるのも大切です。

さらに、お知らせや保育所だよりなどの作成や、施設の安全点検なども保育士の仕事です。教材の検討・選定など、場合によっては自分で教材を作成することもあります。

保育士の仕事は多岐にわたり、泣き止まない子どもを抱き上げたり、子どもの目線の高さで話したり対応したりするのに中腰姿勢が多いこともあり、仕事に慣れるまでは体力的にまず大変さを感じるかもしれません。

地域との連携を行う事も大切で、保育園によっては地域とのつながりを意識したイベントを企画するところも多いです。地域の小・中学生の体験実習や音楽会への参加などが一例として挙げられます。

他にも地域での子育て支援を促す共に、災害時や非常時に公的施設として地域の生活を支える役割もあります。このような地域や保護者とのコミュニケーションも保育士としての大切な仕事になります。

保育士として働くための心構え

保育士として働く事の大事な心構えとして、大切なお子様を預かるという事に対して強い責任感を持ち、目の前のお子様に愛情を注ぐ事です。

保護者の方が大切なお子様を安心して預けられるかは、保育士一人一人が高い意識が維持できるかにかかっています。

子供によっては、なかなか施設に馴染めない子もいるでしょう。小さなお子様のSOSにアンテナをはり、思いやりをもって接する事が大切です。

なかなかこちらの指示とおりに動いてくれなかったり、何度注意しても聞いてくれない事など、精神的にも体力的にも大変な場合もありますが、根気よく子供の立場にたって指導していくようにしましょう。

まとめ

子供が好きという理由で目指す事も多い保育士という職業ですが、想像しているよりも精神的にも体力的にも大変な面がありますし、大切なお子様を保護者から預かるという強い責任感やお子様に対する愛情がなければなりません。

しかし保育士の仕事のやりがいについて聞くと、子どもの成長を感じるときであるという先生が多く、まだ言葉も話さない乳児の頃からお世話をした子どもが笑ってくれたり、歩くようになったり・・・といった成長をだれよりも早く感じられるのは保育士の仕事にしか体験できないものです。

始めて自分からお友達に声をかける子どもの姿を見たり、今まで食べれなかった、苦手なものや、挑戦しても上手くいかず泣いていた子が課題を克服し、満足そうに報告したり発表する子どもの姿に感動したりします。

保育士は日々、様々なシーンで子どもの成長を見つけることが可能です。また、子どもならではの視点に新たな発見もあるかもしれません。

子供たちの笑顔に囲まれ、「先生、ありがとう!」という言葉や感謝される事も大変多い保育士という仕事。

子どもの無邪気な笑顔は、仕事の大変さを全て帳消しにしてしまうほどのパワーがあります。保育士の仕事は、子どもが好きな人、人と接することが好きな人、やりがいのある仕事をしてみたい人はぴったりの仕事であると言えます。

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