福祉事業を立ち上げるにあたって必ず必要になるのは、物件探しです。
日本はもちろん、世界中の経済状況によって、常に価格変動は続いています。とくに現在では、新型コロナウイルスの影響によって物件の価格が大きく変動しています。
もちろん、物件を選ぶ場所によってその変動の大きさは異なりますが、開業をお考えの経営者様は物件探しで後悔のないよう、十分注意しながら物件を選んでください。
今回はその「物件探し」についてのアドバイスをまとめました。
空き家物件を要チェックすべし
土地や物件の値段は、経済状況などによって大きく変動することがありますが、特に今の時期はコロナの影響で土地価格にも大きな変化が出ています。
都市圏においては、いまだにマンションや土地価格は上昇しているエリアもありますが、注目すべきは空き家やテナントの物件です。
空き家物件は以前より大きく値下げしているケースもあるので、今まで手が届かないと思い込んでいた物件でもきちんと調べてみることをおすすめします。
例えば、こんな物件の事例もあります。
間取り:4LDK
場所:大阪府高槻市
駐車場:2台
建物面積:約72m2
築年月:1992年(築28年)
金額:なんと【680万円!!】
検索については「大阪・中古・一軒家・1000万円以下・駐車場」と調べたようです。
大都市圏ではないものの、この物件自体は半年前まで約1,200万円で売りに出されていたようですので、半額近くまで現在は不動産価値が下がっています。
賢い物件選びで後悔のない施設整備を
先述したのはあくまでの一つのエリアでの事例にすぎません。あなたが開業したい場所によっては、その場所によって価格変動の特徴があるかと思います。
過去に物件を一度探していた場合なら、そのときに手が届かないと思ってしまっていた物件についても再度調べ直してみることをおすすめします。
せっかくの福祉事業の開業、後悔のない施設を作り上げていただきたいので、この物件選びに関してはぜひ妥協をせずに調べていただきたい部分です。
また、不動産業界としても、物件が売れない状況よりは、多少価格を下げてでも売ってしまいたいという思いは強いはずです。不動産のプロの方とじっくり相談をしながら、理想の物件探しをしていくことで、きっと納得のいく物件に出会えると思います。
今まさに物件選びを行っている方も、これから物件を探そうとしている方も、値段よりもまずは施設として十分な大きさなのか、立地は良いかといった部分を第一に考えたうえで、物件選びを進めていくことをおすすめします。